バブルか、インフラサイクルか:歴史から見るAIブーム
写真:Bravos Research

バブルか、インフラサイクルか:歴史から見るAIブーム

鉄道、電力、光ファイバー――インフラの各ブームは、どれも似たような様相を呈する。そこから得られる教訓は、それが正しいか間違っているかではなく、誰が損失を被るかということだ。

「AIはバブルなのか」という問いは、前提が間違っている。歴史が示すように、インフラのバブルと技術のバブルは互いに排他的なものではなく、多くの場合、同じ現象である。

繰り返される形状

19世紀の英国の鉄道、20世紀初頭の電化、1990年代後半の光ファイバーは、いずれも同様の4つの段階を経てきた。 技術の価値が実証され、既存の需要をはるかに上回る資金が殺到し、資産価格が暴落して多くの投資家が全財産を失い、そして建設されたインフラはそのまま残され、後世の人々によって極めて低コストで活用される。

光ファイバーが最も顕著な例だ。多くの企業が倒産したが、彼らが地中に埋めた光ファイバーは、その後の10年間にわたるあらゆるオンラインサービスの基盤となった。

現在と似ている点

  • データセンターやチップへの投資は、アプリケーションの売上高を大きく上回っている
  • 多くの企業はキャッシュフローではなく、ストーリーに基づいて評価されている
  • 1単位あたりの計算コストが急速に低下しており、投資の採算計算が難しくなっている

他の場所

鉄道は50年間使用できるが、アクセラレータチップはそれよりもはるかに早く価値が下落する。つまり、需要が鈍化した場合、今回の余剰資産は光ファイバーほど長く放置しておくことはできない。これが、歴史的な比較を機械的に適用すべきではない理由である。

自分にとって何が学べたか

次の2つのことが同時に成り立つ可能性がある。この技術は働き方を根本から変える一方で、これを軸に資金調達を行っている企業の多くは存続できないだろう。技術者にとっての実用的な教訓は、特定のプラットフォームではなく、自分について回る「ツールの使いこなし」というスキルに投資すべきだということだ。

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