沈没コスト:壊れたものをいつまでも手放せなくさせる罠
写真:SlideBazaar

沈没コスト:壊れたものをいつまでも手放せなくさせる罠

一度使ったお金は取り戻せないのだから、それをもとに次の決断を下すべきではない。そう分かっていても、実際にそうできる人はほとんどいない。

映画のチケットを買って、上映の半分ほど見たところで、その映画がひどくつまらないことに気づいたとします。そのまま観続けるか、帰るか?もし「もうお金を払ったんだから、帰るのはもったいない」と思ったなら、あなたは「沈没費用の罠」にはまってしまったことになります。

簡潔な定義

沈没コストとは、すでに支払われており、今後どのような行動をとっても取り戻すことのできない費用のことです。理屈の上では、選択肢を検討する際にはこれを完全に無視すべきです。唯一の問いは、今後、どの選択肢がより良い結果をもたらすかということです。

どちらの場合も、チケット代は無駄になってしまいます。つまり、実際の選択肢はただ一つです。つまらない映画にさらに1時間を費やすか、その1時間を他のことに使うか、ということです。

思ったより高いです

  • ソフトウェアプロジェクトには2年間を費やしたが、方向性が間違っていたにもかかわらず、「諦めるのはもったいない」という理由で継続している
  • 株価は大幅な下落を続けているが、実際の見通しを再評価する代わりに、回復を待ち続けて保有し続けている
  • 興味を失った分野での未修了の学位
  • 関係は、現在の状況ではなく、これまで費やしてきた年数によって維持されている

なぜ抜け出せないのか

諦めるということは、以前の決断が間違っていたことを認めることに他ならない。投資額が大きければ大きいほど、その事実を認めるのはつらいものだから、人々はその感覚を先延ばしにするためにさらに投資を重ねてしまう――そうして悪循環はますます深まっていく。

効果的な自問:もし今日このプロジェクトを知り、まだ一銭も投資していなかったとしたら、私はそれを始めるだろうか?もし答えが「いいえ」なら、あなたがそれを続けている唯一の理由は、沈没コストだけだ。

現実への対処

まだ冷静なうちに、最初からやめる条件を決めておきましょう。いくらまで使うか、どのくらいの時間までか、あるいは特定の目標を達成できなかったらやめる、といった具合です。あらかじめ設定しておいた基準は、6か月後の自分からあなたを守ってくれるでしょう。

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